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イニスキリン    - 2016.01.15 Fri





カナダのアイスワインと言えば、一番有名なブランドが

「イニスキリン」

です。


イニスキリンは、カナダ東部オンタリオ州ナイアガラにあるワイナリーですから、
こちらBC州オカナガン地方とは大陸の東西に離れた全くの別地域です。

ところが、イニスキリン社は以前からオカナガン地方にも進出し、
近年は中小規模のワイナリーを買収し続けています。


オカナガン地方の南にオリバーというワイン産地の町がありますが、
ここに、、、


「オカナガン・イニスキリン・ワイナリー」


があります。


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本家ナイアガラのイニスキリンに比べると、建物は小ぶりで地味ですが、
それでも毎年ブドウ畑を拡大し、生産量をあげています。
このオカナガン・イニスキリン社でも、アイスワインを造っていて、バンクーバーの免税店に多く置かれています。


久しぶりにこのオカナガン・イニスキリンを訪問したのですが、
道路から建物までのルートがキレイに整備されていました。
10年前は別の場所で細々とやっていたのですが、かなり大掛かりに変わりました。


ちなみに、元々は、、、


ジャクソントリッグス(Jackson Triggs Estate Winery)


というワイナリーだったのですが、ここをイニスキリンが買収したことが、そもそも始まりでした。


inni2



地元では、今でもジャクソントリッグスに愛着度が強いため、
オカナガン・イニスキリン社としてもジャクソントリッグスの名前を消す事ができず、
同じワイナリーでありながら、ジャクソントリッグスとオカナガン・イニスキリンの2つのブランドでワインを展開しています。

極端に言うならば、中味は全く同じワインを、ラベルと変えて2つのブランドで商品化しているということなのです。



この、オカナガン・イニスキリン・ワイナリーでビックリぽん!のアイスワインを見つけました。

私は、もともとアイスワインに関しては専門家ですので、
アイスワインの善し悪しを見抜く能力は動物的だと言われるくらいなので、
たいていのアイスワインを見ても、飲んでも、あまり驚きません。


しかし! ここで見つけたアイスワインには久しぶりにショックを受けました(もちろん良い意味で)
この写真のアイスワインです。


inni3


アイスワインを見極めるポイントの一つが「品種」です。
カナダ産アイスワインに使われる品種の80%はヴィダルという品種です。
寒冷地でも育つ雑多種ですから、基本的にヴィダルのアイスワインは何も珍しくないばかりか、
味に深みが出ず、面白みの無い仕上がりになります。

さて、このアイスワイン、、、
品種は? 

Tempranillo とラベルに書かれてあります。

「テンプラニロ」


乾燥した土地で太陽の光を浴び続けることで美味しさが増す赤の品種で、
主にスペインで多く栽培されている品種です。
スペインではメジャーな品種ですが、カナダでは見た事がない品種ですから、
まずここでビックリぽん!だったわけです。



久々にお宝を発見し興奮した私は、ワイナリーのスタッフに立て続けに質問を浴びせかけました。
ラベルに書かれている通り、総生産数は240ケースですから、
単純計算で2880本です。

しかし、実際には試験検査やプロモーション、展示用サンプル等で一定数が処分されるので、
市販されるのはせいぜい多くて2500本。まさにお宝です。

これだけ極少数のワインですから、当然のことですが、このアイスワインはワイナリーでしか売っていません。


「テンプラニロがカナダで育つのか?」


と不思議に思う人がいるはずです。カナダは寒い国というイメージがあるからです。

しかし、オカナガン地方の南は完全な砂漠気候で夏は40度を超える乾いた熱さが続く環境です。
このワイナリーの畑も、こうした熱い環境下に置かれているので、テンプラニロを育てることについては、不自然さはありません。
ただ、オカナガン地方の大小180以上あるワイナリーの中で、テンプラニロという品種は初めて出会いました。


しかも、そのテンプラニロのアイスワイン。
当然、赤のアイスワインとなれば、この時点で「お宝発見!」です。


アルコール度も、9.5% ということなので、試飲する前から、、、

「これは合格点をクリアする味わいだ!」

というイメージが立ちます。


試飲してみました、、、、 

「美味しい!」 

完璧な味わいでした。


当然値段も高いです。ワイナリーで買う現地価格は日本円で約1万5000円です。

仮にこれを日本に輸入したら、、、 軽く2万円越えになります。

この写真のテイスティング量(約15ml)で、、、

1杯700円です。


アイスワインの中でも、さらに超希少の高級アイスワインですから、
試飲だけで700円というのは当然のことですが、試飲する価値は十分にあります。



さんざんラベルを眺め、グラスに注がれたアイスワインの赤い液体を見つめ、
いくつもの質問を浴びせかけたせいだと思うのですが、
飲み終えた私がテイスティング料金を支払おうとしたら、ワイナリーのスタッフが

「いいえ、試飲料金は結構です」

と言いました。
「ここまで真剣にこのアイスワインの試飲をしてくれた人は初めてです」とおっしゃられ、ビックリぽん!でした。

それにしても、、、 久しぶりに遭遇した究極のお宝アイスワインでした。





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作者紹介

 滝澤 修

Author: 滝澤 修
長野県千曲市出身
1999年にカナダに移住
バンクーバーとケロウナに両在住

初めてケロウナを訪れたのは
1991年6月のことでした。
そのとき、ケロウナのゴルフ環境
に魅了された私は、1999年から
ケロウナに移住し、ケロウナでゴル
フにどっぷり浸かる生活をスタート
しました。
カナダで一番恵まれたゴルフ天国の
町がケロウナです。ケロウナのゴル
フ環境を知り尽くしている私が、
日本から来られるゴルファーの方々
を直接ご案内しております。


滝澤の簡単自己紹介
長野で生まれ育ち、家業の廃業が人生の転機になった。1999年カナダBC州ケロウナに移住する。
起業してカナダ産ワインの輸出ビジネスを開始し日本にカナダのワインを広げる活動を行う。
2009年からケロウナとバンクーバーの二拠点生活をスタートする。夏はケロウナ、冬はバンクーバーが基本となる。
ゴルフを通して健康作り、コミュニケーション能力を養うプランを日本人向けにプランしてケロウナで実施する。
もっと多くの人に出逢い、刺激しあい、信頼しあえる関係を育める人生になるよう今もなお模索しながら実践中です。
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