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超地産地消     - 2014.12.26 Fri

カナダワインの大きな特徴を今回はご説明致します。
これを理解して頂ければ、日本でカナダのワインを広げることの大きなヒントになるはずだと思うからです。

キーワードは、、、、 

「超・地産地消」 です。

ワインに限らず、どんな製品であっても、

・国内で売れるなら海外に輸出はしない
・国内で売れ残るから海外に輸出をする

これが製造と販売のバランスになっています。

例えば日本の基幹産業の自動車を考えてみます。
自動車メーカーは日本国内の需要を満たす以上の生産能力があるので、海外に自動車を輸出できます。
極端な話ですが、日本の自動車が一番高く売れる場所が日本国内であり、なおかつ生産能力が日本で売る量で精一杯、ということならば、海外に輸出する必要がないわけです。

また、昨今、日本の農産物を海外に輸出する事例がありますが、それらはすでに日本国内では消費しきれなくなっているため、売り先として海外市場を考えるという自然な流れになるわけです。

さてカナダのワインはどうでしょうか?
カナダの総人口は日本の役3分の1ですが、一人当たりの年間ワイン消費量は日本人の3倍以上だという試算があります。
つまり、カナダはワインの消費大国なのです。

ところが、カナダで作られるワインは、カナダで消費されるワインの40%しか満たせていません。
つまり、「ぜんぜん足らない」のです。

それでは、大量生産すれば良いじゃないか!
という声が出そうですが、ワイナリーは大量生産を好みません。

この感覚がいかにも欧米人的なのですが、常に需給バランスを気にしているわけです。
大量生産した結果、在庫が有り余ってしまうと、ビジネスとして成り立たなくなるという計算を上手にしているのです。

カナダのワイナリーが求めていることは何か?

1)その年に作ったワインが翌年に完売すること
2)地元に愛されること
3)地元で完全に売り切ってしまうこと

なのです。

これが、日本でも言われている「地産地消」というモデルです。

例えばBC州オカナガン地方で作られるワインは、基本的にオカナガン地方だけで売れてしまいます。
残りは、バンクーバーなどのBC州内のホテルやレストランで使用されます。
この2つによって、ほとんど売り切れてしまうので、わざわざ海外に輸出する必要がないのです。

この反対に位置するワイン生産国の場合、自国内で消費しきれないほどのワインを大量生産しそれを海外に輸出します。
日本にもたくさん入ってきますから、身近に海外から輸入されたワインを目にすることが多くなるのです。

安全で美味しいワインを作ろうと思えば、それこそ手塩にかけて大切にブドウを育てなければなりません。
しかし、時間や手間がかかるため大量生産ができません。
カナダのワインは完全にこのパターンなのです。

私は様々なワイナリーとつき合ってきましたが、彼らはとにかく「安全なワイン」を作ることに心血を注いでいます。
ケロウナは病害虫が発生しないので、ブドウに殺虫剤や農薬を散布しません。
従って、出来上がるワインは無農薬ワインになります。

地元のカナダ人は、これを知っているので、美味しく安全な地元のワインを購入します。
その結果、地元の消費だけで完売してしまうというのが、カナダワインの大きな特徴なのです。

普通ならば、日本に輸出する必要が無いカナダのワインですが、私たちはそれを日本に輸入して日本で販売しています。

「カナダにワインなんかあるの?」
「カナダのワインって美味しいの?」
「カナダのワインなんて知らない」

という日本の消費者が圧倒的に多い中で、カナダのワインの魅力を最大限お伝えするとするならば、

「超地産地消のカナダのワイン」
「日本はおろか海外に輸出されないカナダのワイン」

という意味をご理解いただければ、興味を持って頂ける方が増えてくると思うのです



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作者紹介

 滝澤 修

Author: 滝澤 修
長野県千曲市出身
1999年にカナダに移住
バンクーバーとケロウナに両在住

初めてケロウナを訪れたのは
1991年6月のことでした。
そのとき、ケロウナのゴルフ環境
に魅了された私は、1999年から
ケロウナに移住し、ケロウナでゴル
フにどっぷり浸かる生活をスタート
しました。
カナダで一番恵まれたゴルフ天国の
町がケロウナです。ケロウナのゴル
フ環境を知り尽くしている私が、
日本から来られるゴルファーの方々
を直接ご案内しております。


滝澤の簡単自己紹介
長野で生まれ育ち、家業の廃業が人生の転機になった。1999年カナダBC州ケロウナに移住する。
起業してカナダ産ワインの輸出ビジネスを開始し日本にカナダのワインを広げる活動を行う。
2009年からケロウナとバンクーバーの二拠点生活をスタートする。夏はケロウナ、冬はバンクーバーが基本となる。
ゴルフを通して健康作り、コミュニケーション能力を養うプランを日本人向けにプランしてケロウナで実施する。
もっと多くの人に出逢い、刺激しあい、信頼しあえる関係を育める人生になるよう今もなお模索しながら実践中です。
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