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遠いワインの仕事  - 2014.12.21 Sun

今回は私の独り言、、、めいたお話をお伝えします。



私は1999年にカナダに移住しました。
移住した町は、BC州のケロウナという町でした。


「カナダに移住して起業するぞ!」


という勢いだけで移住したものの、現実は甘くなくて、いったい何を仕事にしていいのやら?
考えても考えても答えは見つからないまま半年が過ぎしました。


人生を変える出逢いというものがあるんだ、、、と痛烈に感じたのが「アイスワイン」でした。



移住したケロウナはカナダを代表するワインの産地で、友人に連れられて訪れたワイナリーで私は初めてアイスワインを飲みました。
忘れもしません。1999年11月のことです。



ワイナリーのオーナーは、

「君にやる気があるのなら、うちのワインを日本に輸出して売ってくれないか?」

と私に言ってきました。


これが私がカナダ産ワインの仕事を立ち上げたキッカケでした。




でも、現実は甘くありませんでした。

「カナダのワインなんて日本で売れない」

「ぜったい無理!」

「日本人は知らない国のワインは買わない」


周りの人たちの目はとても冷ややかで、ずいぶんと馬鹿にされました。


ですが、私は2000年の春に最初の出荷を日本に向けて輸出しました。
そして、ネット中心に日本で個人のお客さん相手に販売活動をスタートしました。



あれから16年になります。

なんで、ここまでカナダのワインの仕事をやってきたのか?と言えば、私自身がカナダに移住してワイン産地の町に移住したことと、
日本人であるならば、カナダと日本の架け橋のような立場になりたいという思いがあったからです。



それと、地元のカナダの人たちから、

「あの日本人(私のこと)が来てくれて良かったよねえ」

と思って欲しかった、ということに尽きると思います。



私なんか、カナダでは外国から来た異邦人ですから、いくら人種差別が無いカナダだとは言っても、やっぱりカナダの人たちから本当の意味で認められ、受け入れてもらわなければ、何のためにカナダに移住したのか?その意味が無くなります。


そんな思いでずっとこのワインの仕事をやってきました。




先月、東京でカナダのワインに関する会議がありました。
出席したのは、在日の複数のカナダ政府機関の関係者たちです。


カナダのワインは、未だに日本では無名ですし、ほとんど一般の流通に乗っていません。
そうした状況から、日本市場でカナダのワインの認知向上、販売増加に繋げることについての打合せでした。


民間人で出席したのは私だけでした。あとは全てカナダ政府の関係者たちでした。


ここでも、私はコテンパンに嘲笑されました。


彼らは自国(カナダ)のワインが日本で知られていない現状に対して、ほとんど諦め顔なんです。


それは、たくさん売るためには大量生産しなければならないという前提で頭ガチガチなんです。
でも、カナダのワインは生産量が少ないので、そもそも大量販売ができません。
だから、彼らは諦め顔になっているんです。

生産量が少ないのには明確な理由があります。


カナダのワインは、完全に出来上がった地産地消なのです。

これは「超・地産地消」と言えるレベルで、それは見事なものです。


オカナガン地方は準砂漠気候なので、ブドウに付く病害虫が発生しないので、殺虫剤や農薬を使いません。
ワイナリーが目指しているのは、大量生産、大量販売ではなくて、安全で美味しいワイン造りなのです。


無理して大量生産するとワインの品質が落ちます。

大量生産した結果、地元だけでは売れ残るから海外に輸出しようとします。

フランスやイタリア、チリ、オーストラリア、南アフリカ等のワインは、生産過剰に陥っているため、余ったワインを日本に売りつけているようなものです。


これに対して、カナダは年間の国内ワイン消費量に対して、カナダ国内で造れるワインの量は40%でしかありません。
つまり、普通にしていればカナダ国内だけで売り切れてしまうということです。


ワイナリーは、面倒な輸出手続きをしてまで海外に輸出しようとはしません。
ワイナリーにとっては、完全な地産地消を求めていますから、カナダの良質なワインが国外に出るということは無いのです。


ただ、これを私は逆手に取るべきだ、と在日カナダ政府関係者に説明しました。


大量生産、大量販売することだけが全てではないはずで、今の賢い日本の消費者は、目先の安さや物量、マスメディアが流すことによる知名度だけで購買意欲を起こすほど単純ではありませんよ!と。

でも、聞き入れてもらえませんでした。

この会議が始まる直前まで、私はカナダ政府機関が何らかのバックアップをしてくれると期待していたのですが、とても無理な相談だったと悟りました。



日本市場において、カナダワインの認知向上や少しでも販売を増やすために、まだまだ先の長い長い道のりを歩くことになりそうです。


途中で挫折する気は全くありませんが、しかし、現実問題として私一人では無力過ぎますから、カナダワインが少しでも日本市場で広がることについて、一緒に頑張って下さる方がいらっしゃれば、是非、お互いに協力できればと思っています。
興味のある方は、遠慮なくご一報ください。



(これからも頑張ってカナダワインを日本で販売していきます!)

【わいん@カナダ】     http://shop-canada.com/

【わいん@カナダ】楽天市場 http://www.rakuten.co.jp/wine-canada/





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作者紹介

 滝澤 修

Author: 滝澤 修
長野県千曲市出身
1999年にカナダに移住
バンクーバーとケロウナに両在住

初めてケロウナを訪れたのは
1991年6月のことでした。
そのとき、ケロウナのゴルフ環境
に魅了された私は、1999年から
ケロウナに移住し、ケロウナでゴル
フにどっぷり浸かる生活をスタート
しました。
カナダで一番恵まれたゴルフ天国の
町がケロウナです。ケロウナのゴル
フ環境を知り尽くしている私が、
日本から来られるゴルファーの方々
を直接ご案内しております。


滝澤の簡単自己紹介
長野で生まれ育ち、家業の廃業が人生の転機になった。1999年カナダBC州ケロウナに移住する。
起業してカナダ産ワインの輸出ビジネスを開始し日本にカナダのワインを広げる活動を行う。
2009年からケロウナとバンクーバーの二拠点生活をスタートする。夏はケロウナ、冬はバンクーバーが基本となる。
ゴルフを通して健康作り、コミュニケーション能力を養うプランを日本人向けにプランしてケロウナで実施する。
もっと多くの人に出逢い、刺激しあい、信頼しあえる関係を育める人生になるよう今もなお模索しながら実践中です。
滝澤のプロフィール

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ケロウナを楽しんだお客様 (17)
ケロウナに来てみませんか (35)
ケロウナの隠れた魅力   (42)
私のカナダ移住とは?   (18)
カナダ産ワイン      (46)
海外移住は正解なのか?  (95)
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