日本脱出 海外移住 〜カナダへの道〜

日本の生活に終止符を打ち、日本を脱出してカナダへ移住。憧れだけじゃ実現しない。政治、経済、金融etc 世界の大きな変化を読み取りながら海外移住を実現させて、理想の海外生活を目指すためのブログ。

日本で感じたこと その5

10月30日 のお昼過ぎに私は大阪に到着した。
いつも大阪で常宿にしているビジネスホテルにチェックインをした。
荷物を置いて、仕事の現場に向かった。

向かった先は、大学時代に同じ野球部で同期だった 友人が経営する酒屋さん である。
1999年3月にカナダに移住した私は、
2000年3月から、カナダ産ワインの輸出販売を開始した。

私がカナダからの輸出、彼が日本の輸入元という組み立てをし、
二人三脚でカナダのワインを日本国内で販売してきた。

が、私が担っていたワイン業務を、昨年の夏、
別の日本人男性に販売やシステムの全てを差し上げた。

私は次なる目標に向かわなければならず、一人で何役もこなせないため、
ちょうどワインをビジネスにしてカナダに移住したい、という人が現れたので、
これもひとつのタイミングかなと思い、彼に全権を上げてしまったのだ。
そして私はワインから卒業したのである。

が、高級デザートワインの一部に、不具合箇所が判明していたため、
私はワインが保管されている倉庫で修復作業を行なわなければならなかった。

高級なワインなので、コルクの上からボトル全体を包み込むように、
ロウでコーティングされているのだが、このロウにヒビ割れが多く見られるようになったという
報告を受けていた。
カナダから持ってきた同質のロウ(ワックスと言う)を、熱鍋で溶かしながら、倉庫の中で
100本以上の修復作業をした。

古いロウを剥がし取るのに 2時間
新しいロウをコーティングするのに 3時間


合計5時間かかるだろう、と読んでいたが、作業は順調に進み、4時間ほどで終了した。
やれやれ!である。

私は一端ホテルに引き上げた。
この後、とても重要な来客を待つためだった。

その彼には、修復作業が終わる時間を想定して、夕方6時過ぎにホテルの
ロビーで待ち合わせましょう、ということにしていた。
ホテルに着いたら、私の携帯に電話が来ることになっていた。

夕方6時過ぎ。
ホテルのロビーで待っていた私に、

「どうも!ご無沙汰しています!」 

懐かしく聞きなれた声で彼は登場した。
この日のために、わざわざ山口県から大阪に来てくれたのだった。

防府高校 野球部の監督だ。

以前のブログにも書いたが、このK監督は、
大学時代に同じ野球部で、私の1学年下の後輩だ。
当時460名いた大所帯の野球部なので、4年間一度も会話をすることなく
卒業する人同士の方が多いのだが、
寮が同じだったとか、その寮で同室だった、ということになると関係は深くなるのだ。

K監督と私は、3年間(私が2年次から、彼が1年次から)ずっと一緒の部屋だった。
私の直系の後輩にあたる。

その彼がわざわざ大阪に会いに来てくれたのである。
うれしいことである。

学生時代はイケ面のカッコ良さを誇っていた彼も、
すっかり体育の先生、野球部の監督というオーラに包まれていた。
私のように、チャラチャラしたところが微塵もないのだ。

おそらく、彼は12年ぶりに再会した私を見て驚いたに違いない。

 ・ 相変わらずこの人は能天気なんだなあ
 ・ いい年して、はしゃぎすぎ?じゃないのか
 ・ ひょっとして 大学時代から成長してないのでは?


まあ、それは良いとして、
私たちは早速、ホテルの外に出て、タクシーに乗った。


大阪心斎橋。

ここに、大学時代の野球部の後輩が経営している居酒屋がある。

ベース

という名前の店だ。
その彼は 智弁学園(奈良) で、投手として甲子園3回の実績を持っているのだ!
凄すぎる・・・・

店内の雰囲気は至ってシンプル?
壁という壁は、高校野球名門校や社会人野球、プロ野球の実物のユニフォーム
キレイに飾られている。
有名選手が使ったグローブやバット、スパイクなどなど、
居酒屋という名の芸術館なのである!

野球好きには、たまらない店なのだ。

やがて、酒屋の営業を終えた同期生が駆けつけ、
店主の智弁学園出身の彼も、時おり輪に加わってくれた。

この秋、防府高校は山口県大会で優勝し、
中国地区大会に進んだものの、惜しくも1回戦で敗れてしまった。

K君の話によると、広陵(広島)、関西(岡山) この2高校が
ダントツに強すぎて、そこに負けるのは仕方ないとしても、その手前で
負けてしまったことに対して、悔しさの表情が伺えた。

ただ、センバツ甲子園の場合は、通常の出場校枠以外に、
21世紀枠というのがある。

K君が監督を率いてから、防府高校は過去2回、中国地区の
21世紀枠の推薦を受けている。
が、いずれの時も最終先行枠で落とされてしまっている。

ということは、もし、今回また21世紀枠に推薦されたとしたら、
これは、本決まりになるのでは? と思うのだ。

高校野球評論家の私の目から、防府高校は有力である。

センバツ出場高校が決まるのは、1月下旬だ。
21世紀枠で防府高校が甲子園に出ることを祈りつつ、
野球美術館と化した居酒屋ベースで語り続けたのであった。


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日本で感じたこと その4

12月30日午前

私は東京駅から大阪に向かうため、東京駅のホームに立っていた。

年間4〜5回、日本に出張する私は、春と秋に大阪に行くのだ。
仕事の打ち合わせが主な内容だ。

海外在住者には、強烈な武器がある。

JRパス だ。

これは、外国人もしくは海外に永住ビザを所有して在住している人が購入できるもので、
日本国内では販売されていない。
私の場合は、カナダで購入する。
航空券を購入する時に、一緒にこの JRパス も購入するのである。

1週間のパス と 2週間のパス があり、それぞれ
座席指定用 と グリーン指定用 とがある。

私はいつも 1週間の普通座席指定用 を購入する。
ちなみに、自由席のパスは存在しない。

価格は、28,000円 ほどだ。

例えば、私が購入する1週間用パスを持っていると、
この期間は、JR路線が乗り放題となる。
新幹線も、在来線の特急も、山手線などのローカル線も、全て乗り放題になる。

まず、カナダで購入した引き換え券を、最寄のJRの駅でJRパスに交換してもらう。
今でこそ、当たり前の作業として慣れている私だが、初めての人は困惑するだろう。

JRパスの引き換えに応じられる駅は、大きな駅に限られる からだ。
都内の場合だと、東京駅、新宿駅、池袋駅などだ。
ちなみに新橋駅では引き換えに応じてくれない。

また、駅によって引き換え場所がバラバラなのである。

・ みどりの窓口で取り扱われる駅
・ JRパス専用引換所を設けている駅
・ ビュープラザで取り扱われる駅


全くもって、バラバラなのだ。
昨今の消費者至上主義とでも言うのだろうか、なんでもかんでもお客様第一主義を
過剰なまでに突き進む日本において、このJRパスの引き換え場所に限っては、
売る側(JR)の都合が優先されている。

さて、私は上野駅で交換してもらっている。
そこは、やっぱり 「ああ、上野駅」 である。

私の宿泊所も上野駅のすぐ近くであるし、どこに行くにも上野が便利なのである。

成田空港から京成スカイライナーで上野に向かう。
京成上野駅から徒歩で上野駅に移動して、みどりの窓口に行き、JRパスを引き換えてもらう。
使用する日を記入することで、使いたい日からこのJRパスを使えるようになれるのだ。
大変便利である。

が、これが年々、使いにくくなってきた事情があるのだ!

JRパスは未だに、新幹線のぞみ だけは乗ることができないのだ!

 ・ なぜだ!
 ・ いい加減に開放してくれ!
 ・ のぞみ がそんなに偉いのか!
 ・ 外国人や永住日本人が乗ると、のぞみは動かなくなるのか?


全く理解不能である。

以前は、東海道新幹線のダイヤは、ひかり がメインだった。
のぞみ が登場した当時は、本数が少なかったのだ。
それから毎年のダイヤ改正を繰り返しながら、少しづつ のぞみ が ひかり の
シェアを奪い始めたのだ。

今現在のダイヤを見ると良く分かる。
東海道新幹線は、ほとんどが のぞみ である。
ひかり は こだま と同格になってしまったかのようだ。

かわいそうな ひかり ・・・
昔は夢の超特急ひかり号だったじゃないか!
新幹線といえば、ひかり だったはず!

それがいつの間にか、のぞみ とか言う安っぽいタレントみたいな名前の
新幹線にとって替わられてしまい、挙句の果てに、JRパスでは乗れないというのだ。

これではまるで、JR東海が編み出したデフレ対策として、JRパスを持っている人たちを
犠牲にしているようなものだ。

そんな気持ちを抑えつつ、数少ない ひかり号に乗車したのだった。
昔のひかり号は凄かった。

東京の次は名古屋だった。
その次は京都で、あっという間に新大阪に到着だ。

極稀に、新横浜に止まる ひかり号もあったが、新横浜駅停車ならOKだ。
小田原だとか、米原なんかは、停まるわけないのだ。

それなのに、今のひかり号は悲しいくらいにあちこち停まる。
小田原、静岡、浜松、米原・・・
そのたびに のぞみ に抜かれていく。

これは、悲しい新幹線の悲話なのだ。

しかし、私はこれからもJRパスを使い続けるのである。
東京〜新大阪の往復
上野〜長野の往復
これだけで十分すぎるほどの元が取れる。

また、都内のJRでの移動や、
東京近県に赴く時も、このJRパスが威力を発揮してくれるのだ。

JRパスは、ちょうど往復ハガキの大きさである。

スイカ専用の改札口は通れないために、左右どちらかにある駅員が詰めている窓口で
JRパスを見せるだけで改札を通り抜けられる。

外国人たちが、必ずそこを通るのは、JRパスを駅員に見せているからなのだ。


ああ、それにしても、かわいそうな ひかり・・・
と言いつつ、早く のぞみ に乗せてくれ! と叫ぶ私なのであった。


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